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2012-04-29 Sun 15:25
福間洸太朗公式ウェブサイト→http://www.kotarofukuma.com
日本での活動予定→http://joyfulmusic.blog80.fc2.com/blog-category-3.html 【2012年4月29日】 福間洸太朗の日本でのコンサートツアー(2012年)の日程をアップしました。 →http://joyfulmusic.blog80.fc2.com/blog-category-3.html 【2012年4月29日】 フランスのCD会社ホルトゥス社から、福間洸太朗「アルベニス/イベリア全曲」が発売されました。5月に、発売記念コンサートがフランス国内の数箇所で行われます。 【2012年1月10日】 1月8日スペインの国営ラジオ局で、福間洸太朗の演奏が放送され、以下のウェブサイトで聴けます。真ん中のReproducirをクリックすると放送が始まります。アナウンサーによる私の紹介が、9分47秒ごろから、演奏は17分ごろから始まります。私自身が特に好きなのは4曲目のBerceuse (子守唄、21分6秒~25分)です。 Musica Viva これは2010年8月21日にサンタンデール音楽祭内で行われた演奏会で、サンタンデール・マヌエル・バルカーセル国際ピアノ曲作曲コンクールで優勝されたフランチェスコ・ミリタ氏(イタリア)の”Die Fackel im Ohr”(『耳の中の炬火』)の作品初演です。 エリアス・カネッティの自伝小説『耳の中の炬火』に触発されて書かれた組曲(全24曲)で、演奏時間53分もかかる大曲です。作品の詳しい説明などは、こちらの国際版ブログでご覧いただけます。(英語) お聴きいただければ幸いです。 【2011年12月21日】 音楽雑誌「ショパン」2012年1月号の『ピアニストが薦める一冊』の記事です。 ![]() 【2011年12月21日】 音楽雑誌「音楽の友」及び「ショパン」(共に2012年1月号)に、浜離宮朝日ホール公演のレビューが掲載されました。 ![]() ![]() 【2011年11月月15日】 本日(火曜)夜8時より二週続きで、インターネットラジオ「林田直樹のカフェフィガロ」に福間洸太朗が出演します。トークの他、福間洸太朗のCDから数曲流される予定です。 *放送を聴くには、無料登録が必要です。 第一週:11月15日~ 第二週:11月22日~ http://www.blue-radio.com/program/cafe/ 【2011年11月9日】 武蔵野市民文化会館のチャリティーコンサートは、盛会のうちに終了しました。大勢の皆様にお越しいただき、ありがとうございました。収益金(約50万円)のすべてを、湊小学校支援のために寄付させていただきました。 【2011年11月 1日】 11月22日の大分公演が完売し、同日、追加公演が決まりました。1回目11:30~12:30、2回目14:00~15:00です。当日、NHK大分のカメラも入ります。 【2011年10月18日】 音楽情報誌「ぶらあぼ」11月号に、浜離宮朝日ホール公演に関する記事が掲載されました。執筆者は音楽評論家の萩谷由喜子さんです。 ![]() 11月16日(水)浜離宮朝日ホール公演のお申し込み:042-359-8061(ジョイフル・ミュージック) 【2011年10月18日】 東京新聞武蔵野版で、11月4日武蔵野市民文化会館のチャリティコンサートの記事が、掲載されました。 ![]() 【2011年10月15日】 ニューヨーク・カーネギーホール(Weill Hall)公演の詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。 NYカーネギーホール ![]() 【2011年9月15日】 福間洸太朗の11月4日武蔵野市民文化会館小ホール公演と浜離宮朝日ホール公演のチケット申し込みの受付をはじめました。 Tel/Fax:042-359-8061 E-mail:joyfulmusic@lake.ocn.ne.jp ![]() ![]() 【2011年9月3日】 福間洸太朗の「留学生活10年を振り返って」→http://joyfulmusic.blog80.fc2.com/blog-entry-69.html 【2011年9月1日】 8月29日のアヌシー(フランス)での公演の模様が、以下のURLでご覧いただけます。 http://www.medici.tv/#!/kotaro-fukuma-liszt 【2011年6月10日】 ご報告が遅くなりましたが、4月15日に行った「東日本大震災復興支援:福間洸太朗チャリティ・ピアノコンサート in 清瀬」の際には、清瀬市及びその周辺から約120名、その他の地域から120名の皆さんにお越しいただき、CDの収益金とあわせて計558,266円を、日本赤十字社に送ることができました。義援金にご協力いただいた皆さんに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。 【2011年3月3日】 New York Concert Artists & Associates主催の第1回カーネギーホール・デビュー・オーディションで、69名の応募ピアニスト(年齢制限なし)の中から、福間洸太朗が優勝者に選ばれ、今年12月6日(火)、ニューヨークのカーネギーホール(Weill Recital Hall)でソロリサイタルを行うことが決まりました。 Carnegie Hall 【2011年2月18日】 「音楽の友」3月号の「私とリスト」の中に、福間洸太朗の記事が掲載されました。 ![]() 【2011年1月26日】 音楽の友2月号に、昨年12月の津田ホール公演のレビューが掲載されました。 ![]() 【2011年1月20日】 2011年の幕開けとなったロンドン・ウィグモアホールでのリサイタル、ほぼ満席のお客様をお迎えし、無事終了しました。その公演レビューが、インデペンデント紙に掲載され、光栄にも、5つ星の評価を頂きました。 ![]() 【2010年12月10日】 インターネット・クラシックニュースで、福間洸太朗の活動、演奏会、新着CD情報が紹介されました。こちらのページ内12月10日の欄をご覧ください。 http://www.medici.tv/#!/kotaro-fukuma-liszt 【2010年11月26日】 日本経済新聞(26日夕刊)の文化欄で、福間洸太朗のニューアルバム「リスト <怒りを込めて>」の批評が掲載されました。 ![]() 【2010年11月3日】 ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されたBNDES国際ピアノコンクールで、2位に入賞しました。1位はブラジルの青年でした。 http://www.concursopianorio.com/principalus.php 【2010年10月21日】 10月15日より、津田ホール「福間洸太朗ピアノリサイタル<ショパン生誕200年~バラードの音魂を求めて~>」12月14日(火)、国分寺市立第四小学校ひだまりホール「~ふるさと・チャリティコンサート~福間洸太朗&ヴィタリ・ユシュマノフ デュオリサイタル」12月19日(日)のチケット受付を始めました。 お申し込み: ジョイフル・ミュージック Tel/Fax:042-359-8061 ![]() ![]() 【2010年9月20日】 月刊誌『モーストリークラシック』11月号「World Music Scene 世界の話題」のページに、ベルリン・コンツェルトハウスでのリサイタルの記事が、カラー写真付きで掲載されました。 ![]() 【2010年7月08日】 先日アメリカ・ソルトレークシティで演奏したシューマン・ピアノ協奏曲が、日本時間の明日(9日)2回ラジオで放送されます。以下が詳細です。 ラジオ局:Classical 89 放送時間:日本時間9日午前1時過ぎと、午前6時過ぎの2回 (演奏の前後に短いトークがあります) 曲目:シューマン/ピアノ協奏曲 オーケストラ:ユタシンフォニー 指揮:ローレンス・スミス ピアノ:福間洸太朗 こちらのページで、ライブ放送が聴けます。 【2010年6月16日】 イタリアのエッパン・アカデミーの奨学生(世界的に活動している若手ピアニストの中から6人)の一人に選ばれ、9月6日から11日まで、世界的に著名なヴァルディ教授より、指導を受けることになりました。 【2010年5月26日】 今年12月14日(火)に、東京(津田ホール)でコンサートを行うことが、急遽決まりました。12月3日(金)の碧南市も決まっています。生誕200年のショパンへのオマージュとして、バラード全曲を中心としたプログラムになる予定です。 【2010年4月25日】 音楽月刊誌『ショパン』5月号の特集「楽譜を読む」に、洸太朗の「読譜のコツ」が紹介されました。 ![]() 【2010年4月16日】 4月14日に行われたアグネスホテル・ランチタイムコンサートのレポートが、ホテルのホームページに掲載されました。たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。 【2010年3月26日】 4月14日(水)12:00~12:30、飯田橋のアグネスホテルのランチタイム・コンサートに出演し、リストとショパンを弾きます。入場は無料ですので、当日お早めにアグネスホテルにお出かけください。ランチご予約(アグネスランチタイムコンサート係:03-3267-5548)の方には、優先席が用意されるそうです。尚、チラシが必要な方は、ジョイフル・ミュージックにご連絡ください。 Tel/Fax:042-359-8061 Email:joyfulmusic@lake.ocn.ne.jp 【2010年3月4日】 3月13日から始まるスペイン演奏ツアーに先立ち、スペイン語によるプロモーションビデオを、インターナショナル用のブログ(言語:英語その他)に掲載しました。興味のある方は、是非ご覧ください。 【2010年2月20日】 『Classic News』(1月18日)で、福間洸太朗のCD2枚(武満、アルベニス)の批評が掲載されました。こちらのページからご覧いただけます。 【2010年1月28日】 『音楽の友』2月号の恒例企画で、昨年11月28日の「彩の国さいたま芸術劇場/福間洸太朗ピアノリサイタル」が、寺西基之氏より「コンサート・ベストテン2009」に選ばれました。一昨年の「東京文化会館公演」、昨年の「トッパンホール公演」に続き、3年連続の入選となりました。 【2010年1月20日】 「レッスンの友」2月号に、4ページにわたるインタビュー記事が掲載されました。(1ページのみ表示) ![]() 【2010年1月19日】 昨年11月28日彩の国さいたま芸術劇場で弾いたバッハのフーガの技法(コントラプンクトゥス第1、2番)が、全日本ピアノ指導者協会(PTNA)ウェブサイト内の「今週の1曲」で22日金曜日から一週間掲載されます。 また、同リサイタルから他の数曲もYoutubeに掲載されました。 詳細はこちらをご参照ください。 【2010年1月7日】 11月に収録したNHK-FM「名曲リサイタル」が、1月23日夜7時20分~9時の時間帯で、NHK-FMにて放送されます。前半はチェロの新倉瞳さんがバッハ、ショパン、シューマンの作品を、後半福間がアルベニスとバラキレフの作品を弾きます。 詳細はこちらをご参照ください。 |
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2012-04-29 Sun 15:00
最新のニュース→ http://joyfulmusic.blog80.fc2.com/
【2012年9月~10月】 日本全国コンサートツアー(詳細は、決定次第、追記していきます。) 9月16日(日) ショパン国際フェスティバルinジャパン (軽井沢大賀ホール) 9月23日(日) ピアノ・リサイタル (横浜みなとみらいホール) 9月26日(水) カワイコンサート (大宮ソニックホール) 9月28日(金) ピアノ・リサイタル (碧南芸術文化センター) 10月7日(日) ピアノ・リサイタル (大阪いずみホール) 10月13日(土) ピアノ・リサイタル (トッパンホール) 10月19日(金) カワイコンサート (北九州響ホール) 10月21日(日) カワイコンサート (兵庫県立芸術文化センター) 【2012年3月】CD録音 終了 【2011年11月4日(金)午後7時開演】終了 武蔵野市民文化センター 東日本大震災復興支援チャリティーコンサート &写真展「津波が来た学校」~石巻・湊小学校~ 「福間洸太朗ピアノリサイタル in 武蔵野 ~『ピアノの魔術師』の光と影~」 主催:石巻・湊小学校を応援する東京の会 【2011年11月10日(木)11時半開演】終了 三重県総合文化センター(大ホール) 「ワンコイン・コンサート/福間洸太朗」 主催:三重県総合文化センター 問:059-233-1122 【2011年11月13日(日)午後3時開演】終了 NHK大阪ホール 「日本センチュリー交響楽団/四季コンサート2011秋」 プログラム:ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲 グリーグ/ピアノ協奏曲、 ムソルグスキー/展覧会の絵(オーケストラ版) 指揮:小泉和裕 ピアノ:福間洸太朗 問:06-6868-0591 【2011年11月16日(水)午後7時開演】終了 浜離宮朝日ホール 「福間洸太朗ピアノリサイタル ~エチュード・エルアイ(Li)~」 プログラム:リスト/悲しみ、軽やかさ、ため息、怒りを込めて、 森のささやき、小人のおどり、風景、鬼火、 ラ・カンパネッラ リゲティ/妨げられた打鍵、ファンファーレ、虹、 ワルシャワの秋 リャプノフ/子守唄、妖精のおどり、 フランツ・リスト追悼の悲歌 主催:東音企画 問:042-359-8061ジョイフル・ミュージック 【2011年11月22日(火)1回目11:30~12:30 2回目14:00~15:00】終了 大分iichikoグランシアタ プログラム:リスト/歌曲集より(私のいとしい人、愛の使い、献呈)、 ため息、怒りを込めて、森のささやき、小人の踊り、 ハンガリー狂詩曲第12番、ラ・カンパネッラ 主催:denk-pause 問:097-547-8360 【2011年4月15日(金)午後2時15分】 清瀬けやきホール(400席、西武池袋線清瀬駅徒歩4分) 「清瀬市人権擁護委員主催 東日本大震災復興支援 福間洸太朗チャリティー・ピアノコンサート」 入場は無料ですが、真心の義援金をお願いいたします。 【2011年4月16日(土)】 ヤマハ池袋店 12:00~12:30、 ヤマハ所沢ショップ 16:00~16:30 「復興支援チャリティイベント福間洸太朗ミニライブ」 (義援金にご協力をお願いします。) 【2010年12月3日(金)午後7時】 愛知県碧南市 福間洸太朗ピアノリサイタル <ショパン生誕200年~バラードの音魂を求めて~> チケット:1,000円~3,000円(詳細はお問合せください。) 問:0566-48-3731 碧南市芸術文和kホール 【2010年12月14日(火)午後7時】 東京 津田ホール 福間洸太朗ピアノリサイタル <ショパン生誕200年~バラードの音魂を求めて~> 一般:3,500円、 学生:2,000円 問:042-359-8061 ジョイフル・ミュージック 【2010年12月19日(日)午後2時】 国分寺市ひだまりホール 福間洸太朗&ヴィタリ・ユシュマノフ デュオリサイタル <音楽でめぐる世界旅行> プログラム前半はピアノソロ、後半はロシア人バリトン歌手とのデュオリサイタル 一般:2,000円、 中・高生:1,000円、 小学生:無料 問:042-324-1025 福間洸太朗を応援する会(代表:増田) 042-359-8061 ジョイフル・ミュージック 【2010年4月5日】 愛知県碧南市市制記念イベントに出演。 プログラム:リスト 【2010年4月8日、9日】 三重県立文化会館で、CD録音。 プログラム:リスト 【2010年4月14日(水)】 ランチタイムコンサート アグネスホール(アグネスホテル アンド アパートメンツ 東京) 主催:問い合わせ: アグネスランチタイムコンサート事務局 Tel:03-3267-5548 プログラム:リスト/ 3つの演奏会用練習曲第3番『ためいき』、 パガニーニ大練習曲第6番『主題と変奏』 ショパン/ ノクターン第13番ハ短 Op.48-1 バラード第4番ヘ短調 Op.52 |
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2012-03-09 Fri 01:00
3月6日にスペイン・バスク州の州都ビトリアで演奏会がありました。ビルバオは空港などをよく利用したことがありましたが、バスク州での演奏会は今回初めてでした。
以前からバスク地方の文化や人々はスペインの他の地域とかなり違うことを耳にし、興味がありました。 今回は二泊の滞在だったので、観光時間はかなり限られていましたが、友人に紹介された現地の方に旧市街を案内していただいたり、いろいろ教えていただきました。 恥ずかしながら僕はビトリアについて何も知らずに行ってしまったのですが、ここはスペイン独立戦争で英国将軍ウェリントン候が率いる英・西・葡の連合軍がフランス軍と戦かった場所でもあり(ビトリアの戦い)、勝ったウェリントン候を称えてベートーヴェンがオーケストラ曲「ウェリントンの勝利」を作ったことでも名が知られているようです。 歴史的に見ると、バスク州は中世時代、独自の法に基づいて公認の自治を行っていましたが、何度もスペイン国家、他の政党から弾圧を受け、スペイン内戦(1936-39)で、独裁者フランコに占領されてからは、数十年もの間、バスク語の使用や伝統芸能の上演さえも禁止されていました。 そのため、殆どの住民がカスティーリャ語(一般に言われるスペイン語)も話せますが、やはり大半のバスク民族は「スペイン人」ではなく「バスク人」という認識を持っているようで、もっと自分たちの文化を知ってもらいたいと願っているようでした。バスク語もラテン文字で表記されますが、文法などはラテン系の言語とまったく異なり、古くから孤立した言語として存在してきました。民族舞踊や音楽についても説明してくれましたが、言葉だけではあまり想像できなかったので、後日Youtube内のビデオリンクを送ってくださいました。いくつかご紹介します。 木片だけで奏でるチャラパルタ ボタン式アコーデオンのトリキティシャ 角笛のアルボカ 笛と太鼓を一人で奏でるチスツー 上記チスツーにあわせた踊り とまぁ、コンピュータを通してですが、新鮮な響や踊りを楽しみました。生で見聴きしたいですし、バスクについてもっと知りたいと思いました。丁度この夏8月1日にビアリッツというフランス側のバスク地方で弾かせていただけるので、その機会に触れてみたいなと思います。また、アルベニスが亡くなったカンボ・レ・バンという町がビアリッツから30Kmほどの場所なので、演奏会前日に訪れる予定で、とても楽しみです。 さて、ビトリアでのリサイタルですが、ちょっと戸惑ったことがありました。それは、主催者が演奏会前に楽屋に来てくれず、ただ一人お世話してくれたホールのスタッフから「8時になったら自分で幕を開けてステージに出てください」と言われたことです!その人は7時半からホールロビーで客入れを管理しなければならず、そのため照明は最初からコンサート用に設定され、アナウンスもありませんでした。 これまで、小さなコンサートや学校内での演奏会で、何も前置きが無い状態で舞台にでることはありましたが、300席以上入るようなホールで、舞台袖に一人で待機し自分でタイミングを見計らって出て行くのは初めてでした。しかも客席からモロに見える幕を開けなければならず、僕は時計が8時を過ぎてから、幕の隙間からチラッチラッと、まだ立っている人もいる、ざわざわした客席を見て、いつ出ようかソワソワしていました。「このまま自分が出て行かなかったら、コンサートは永久に始まんない」というシチュエーションがなんだか可笑しく思えたりもしました。結局8時6分ごろ、意を決して幕を開き、ステージに出ました。 一応、無事にプログラムは弾けましたが、演奏会はじめに思わぬところで消耗した気がしました。そして、演奏家に限らず舞台に立つ人にとって、始まりのブザーやアナウンス、ライトの変換、少なくともゴーサインが出されることが如何に大切かを実感しました。 それからもう一つ。僕はプログラムの後半にイベリアから3曲(エル・アルバイシン、マラガ、エリターニャ)、そしてリストのスペイン狂詩曲を弾きましたが、もしかしたらお客さんの中には前述の歴史的背景から「自国作品」や「自国をモチーフにした作品」としては聴けず、あまり良い思いで聴いていない方もいるかもしれない、と心配になりました。僕自身、スペインだからスペイン曲を弾こう、と安易に決めた訳ではなく、このリサイタル前にドビュッシー、アルベニス、リストのプログラムで、3人の作曲家の様々な関連性を見出していたので、同じようなプログラムにしました。でも、最初から集中して聴いてくださり、一曲毎に温かい拍手をいただき、最後に歓声が起こったのは、僕にとって嬉しい驚きでした。そしてこれこそ、「音楽」を純粋に「音を楽しむこと」として受け入れる理想の形であり、音楽が政治や宗教、民族の壁を越えた世界共通語であることを再確認させられました。 この貴重な経験に感謝し、今後の活動に活かしたいと思います! |
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2012-02-27 Mon 21:32
今月初めは、所用でハンブルクに行っていました。帰りの電車まで時間があったので、ブラームス博物館を訪れました。都会的な大通りから少し入りこんだ静かな場所にあるこの博物館は、ブラームスが住んだ家ではありませんが、彼の愛好家が募って結成したハンブルク・ブラームス協会によって、1971年に立てられました。そのため管理しているのは協会のメンバーのようで、スタッフの皆さんが歓迎してくださり、親切に展示品の解説などもしてくださいました。中でも、館長のヨハヒム・コスマンさんはヴァイオリニストで、私が音楽家だと分かるとブラームスの作品にまつわる逸話を熱心に語ってくださいました。(クララ・シューマンに対して愛情を抱いていたが、恋仲にはならなかったはずだと、力説もしていました!)
私の中で一番印象に残ったのは、8歳のブラームスが新年の挨拶にピアノの先生に書いた手紙でした。その筆跡の信じられないほど美しいこと!そして先生に対する深い感謝の念、今後も更なる努力をしてきっと先生の期待に応えることを誓うなど、ブラームス少年の真面目で純真な性格が垣間見られました。 また、ブラームス自身が気に入らず出版しなかった遺作などの楽譜や、全作品のCDコレクション、彼が一年間ピアノのレッスンに使ったというスクウェア・ピアノもありました。スクウェア・ピアノは試弾できましたが、弦を止めるピンが古く調律が不可能な状態だそうで、残念ながらとても美しいとは言えない響が出てきました。近い将来全面的に修理するそうです。ハンブルクへ行かれる際は、是非立ち寄ってみてください。 ![]() コスマンさんとブラームス像を囲んで 6日からは2週間フランスにいました。最初の一週間は、グルノーブル郊外とパリ郊外で本番があり、4日連日リサイタルとマスタークラスがあり、かなり忙しかったですが、リサイタルは両方とも満席で気持ちよく弾かせていただきました。初めてフランス語でレッスンしましたが、殆どの生徒さんが意欲的で、教えていて楽しかったです。 14日バレンタインデーはお世話になっている方のお宅でホームコンサートをし(何を弾いたかは秘密!)、その後はパリで知人ピアニストに演奏を聴いていただいたり、自分なりにドビュッシーにまつわる研究をしました。 今回パリ郊外にあるドビュッシーの家(博物館)に行くことを楽しみにしていたのですが、残念ながら修復工事で3月半ばまで閉まっており、オランジュリー博物館でのドビュッシー特別展示会は私の発った次の日から始まるなど、タイミングが合わず悔しい想いをしました。ですが3月終わりにまたパリへ行くので、その時に見に行こうと思います。その代りに、欲しかった本を手に入れることができ、嬉しかったです。それは ≪Harmonie en bleu et or ≫ (青と金のハーモニー、Jean-Michel Nectoux著、Fayard社)という本で、ドビュッシーの人生、音楽、その時代背景の解説のほか、彼に関わる芸術作品(印象派、アール・ヌーボー、1889年、1900年のパリ万博での展示品、日本をはじめとする東洋文化など)の写真などが沢山納められたものです。表紙のホイッスラーの絵も「水の反映」を連想させるし、「金色の魚」の屏風や「オンディーヌ」の基となった絵など、眺めているだけで、インスピレーションが湧いてきます!持って帰るのに重たかったけれど(2キロ弱)、これから重宝したいと思います。 ベルリンへ帰る前日、パッシー墓地に行き、ドビュッシーのお墓参りをしてきました。さほど大きくない墓地ですが、メトロを出て入口と反対側に歩いてしまったり(エッフェル塔を背中にメトロ出て左側へ行くとあります)、ドビュッシーの墓は区分けの通路からは全く見えない場所(三列目)にあり(先にフォーレの墓が見つかった)、たどり着くまで10分以上かかってしまいました。しかも供えられた花という花は、前日の雨で首垂れていて、なんだか悲しい印象を受けました。それでも私はお墓の前で、立ちながら手を合わせて冥福を祈りました。すると、空から白いみぞれが静かに降り始めました!2年前にショパンの墓を訪ねた時のことをふと思い出し(その時は大雨が降りだした)、目を閉じて、風のハーモニーに耳を澄ましました。数分して墓を後にすると、今度は遠くの方で雲の合間から光が差し、なんとも幻想的な光景を目にしました!残念なことに携帯の充電が切れていたため、写真はありませんが、耳、肌、目で感じた印象、感動を脳裏に焼き付けました。 それらを演奏で伝えられるよう・・・努力します。 |
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