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2008-02-15 Fri 07:29
南アに着いてから最初の一週間は、ヨハネスバーグ郊外にあるB&Bに滞在しました。
ここのオーナーであるマイケル・ハンキンソンさんは、英国出身の元指揮者兼作曲家兼オルガン奏者で、南アでも有名な音楽家でした! B&Bの一角に音楽スタジオを設け、そこのピアノを使わせてもらう条件で、ツアーマネージャーのルイさんはここを選んでくださったようです。それから、ヨハネスバーグという街は治安が悪いこともあり、なるべく中心地を通らないで住む場所を見つけてくださいました。 マイケルさんの話だと、「このB&Bはメインロードからセキュリティーゲートを通らないと入れず、敷地は高い塀で囲まれ、窓という窓も全て頑丈な鉄格子で保護されているので、安全だ」と言われましたが、僕には牢屋に閉じ込められた気分で、落ち着きませんでした。 ルイさんの話だと、南アの治安はここ数年悪化しているとのこと。新聞やテレビのニュースで報道される事件はほんの一部で、セキュリティが行き渡ってないことも皆承知なので、事件を目撃した人も見てみぬふりをすることもあるそうです。僕がヨハネスバーグに滞在している時にも、市内で4件の殺人事件が報道されました。(実際はもっとあったかもしれない・・・) 盗難は日常茶飯事で、殆どの白人は被害にあっているそうです。ルイさんは路上に留めておいたご自身の車を、マイケルさんは空き巣に入られ電化製品を、彼の前の奥さんはバイオリンを盗られたそうです。 そのため、家には必ず不法侵入者を感知するセンサー&アラームが付いているのですが、結構頻繁に隣家から聞こえたりして、慣れない僕は恐怖に取り付かれてしまいました。一度は泊まっているB&Bでも鳴ったのですが、それはレイニーさんが電気と間違えて非常用ボタンを押してしまったようです。でも、夜中に外でガサガサと物音がする度に、過敏に反応して目が覚め、あまり眠れませんでした。 その上、練習・本番・取材・食事の合間に、Eメールはもちろん、アルベニスのCD用プログラムノートを書いたり、武満徹レクチャーの英語版を準備しなければならず、ツアー始まって早々精神的疲労が大きかったです。でも、これからの演奏活動をしていく上で、本当に貴重な経験をしたなと思います。 (ちなみにこれを書いているのは数ヶ月経ってからです。) |
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